日本=寿司
寿司といえば日本です。
しかし、本当の寿司を知っているアメリカ人などほとんどいません。
というか日本がどこにあるのかも分からないのが大半です。
かつて日本バッシングをしていた米下院議員が、インタビューにおいて
「日本はどこにありますか?」
と世界地図を出され、中国を指して
「ここが日本だ!」
といったように、日本人はアメリカのことをよく分かっていますが、アメリカ人から見れば極東アジアの日本のことなど何も知らないわけです。
寿司といっても純粋な日本の寿司など調達するルートが限られていますし、アメリカ人の味覚に合うことなどほとんどないのが実情なので、アメリカ風にアレンジを加えなくてはなりません。
アレンジとはいわば、創作のことです。
ここで勝負が決まってしまうでしょう。
どのような味覚がアメリカ人に合うかを研究しなくてはなりません。
アメリカ人が好むのなら原形をとどめていないような寿司でもかまいません。
とりあえず寿司だと言ってしまえばいいわけです。
成功を収めるには、来客者にいかにもアジアンテイストな店であるという雰囲気を醸し出させるかが鍵でしょう。